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第3話 悲願の桜  調教で好時計を出していたとはいえ、十分にトレーニングがつまれていたというわけではない。また、日本レコードとはいえ、まだまだ余力を残していたこともあり、ちまたでは、 「函館3歳ステークス<現、函館2歳ステークス>はタダ貰(もら)い」  という声がほとんどであった。ところが、調教中のアクシデントで、ハギノトップレディは休養生活を余儀なくされた。幸い症状は軽く、いわきにある馬の温泉で療養したあと、11月下旬には帰厩し、年明け早々には再起できるメドが立っていたのだが、またまた調教中にねんざしてしまったのである。調教は1週間休んだだけですんだが、1週間の遅れを取り戻すのは、われわれが想像する以上に厳しいことといわなければならない。こうなると、いかに力のある馬とはいえ、“桜花賞は絶望”という雰囲気すら出てきた。1勝馬では賞金的に除外される公算が大きかったからである。また、母イットーが桜花賞を自重し、古馬になってから大成したことから、 「無理をさせることもないのではないか」  といった見方をする者もいないではなかった。  それでも、トップレディ陣営は最後まで望みを捨てなかった。伊藤修司調教師は乾坤一擲(けんこんいってき)の強攻策に出たのである。相手の弱い条件戦で賞金を稼いでからトライアルに出すといった常套手段(じょうとうしゅだん)ではなく、新馬戦以来7か月振りの不利を承知で、桜花賞指定オープン(1400メートル)に出走させたのだ。伊藤調教師にしてみれば、まさに“虎穴に入らずんば虎子を得ず”といった心境であったろう。そのような一発勝負ができたのも、トップレディの実力を信じていたからにほかならない。  けれども、さすがに2度のアクシデントによる休養明けで実力を発揮せよというのははなはだむずかしい相談といわなければならない。さしものハギノトップレディも、デビュー戦で見せたような快脚を見せることはできなかった。それでも、なんとかギリギリの3着に踏ん張って桜花賞への切符を手にし、とりあえずの目標は果たすことはできた。  桜花賞。  それは、ハギノトップレディにかかわる人々にとって悲願ともいえるレースであった。まあ、クラシックを取りたいというのはすべての競馬人の夢である。しかし、ハギノトップレディにとっての桜花賞は、なににもまして勝たなければならないレースであったのだ。特に、ハギノトップレディを生産した萩伏牧場の関係者にとっては、これまでの無念を晴らすべき特別なレースであったといえよう。  それまで、萩伏牧場にとって桜花賞はまさに鬼門であった。桜花賞候補といわれた名牝を何頭も生産しながら、桜花賞にはトンと縁がなかったからである。  ハギノトップレディの祖母キューピットの姉にあたるヤマピットは、デビューしていきなり4連勝し、しかもそのうちの3レースがレコード勝ちであったことから桜花賞候補と騒がれた。しかし、桜花賞では持ち前の先行力を発揮できないまま12着に惨敗したのである。それが実力ならあきらめもつこうが、ヤマピットはその直後のオークスを逃げ切り、後には大阪杯、鳴尾記念にも勝ったほどの実力の持ち主なのだ。母イットーにしても、最優秀3歳馬(*現在の馬齢表記で2歳)の座を獲得し、年明けの紅梅賞でも、6馬身差のブッチ切りを演じたことから“ほぼ勝てる”という評価を得ながらも、故障で出走することができなかったのである。イットーが後の大活躍によって“幻の桜花賞馬”と呼ばれるようになったのは、そのような経緯からにほかならない。  桜花賞と無縁だったのは、まさに運がなかったとしかいいようがないのである。  華麗なる一族の威信にかけても、今度こそ勝たなければならない。  ハギノトップレディは背水の陣で桜花賞に臨んだ。  4月6日阪神競馬場。1番人気に推されていたのは、デイリー杯3歳ステークス(現、デイリー杯2歳ステークス)、阪神3歳ステークス(現、阪神ジュベナイルフィリーズで当時は西の2歳王者決定戦)に勝った名牝ラフオンテースであった。実績からみてほぼ妥当なところであろう。そして2番人気に支持されていたのがハギノトップレディであった。1勝馬がこれだけの人気を集めていたことからして、あの函館で記録された1000メートル57秒2の大記録がいかに鮮明にファンの心に焼き付いていたかがわかるであろう。しかし、その一方で、 「7か月以上休んだのに、1度使った程度で勝てるほどクラシックは甘くない」  という辛辣(しんらつ)な声が出ていたことも否定できない事実ではあった。 昭和55年「桜花賞」(阪神芝1600)ハギノトップレディは“華麗なる一族”の威信にかけても勝たなければいけないレースを「8、9分のデキ」で逃げ切った。  スタートが切られ、ハナを奪ったのは、3枠5番という好枠を引き当てた快速ハギノトップレディだった。テンの5ハロンを58秒0というハイペースで猛然と飛ばしたのである。今(*1997年当時)ではすっかり死語となりつつある“魔の桜花賞ペース”そのままの展開といわなければならない。並みの逃げ馬なら、4コーナーを迎えるあたりでほぼ失速してしまうところであろう。現に、直線に入った時点で、先頭を走っていたトップレディにシャダイダンサーが並びかけるあたりまで追ってきたのである。  普通なら、そのまま着順が入れ替わってしまうところであろう。ところが、最後の踏ん張りがきかなかったのはシャダイダンサーのほうであった。大外を一気に駆け上がってきたタマモコトブキに差し込まれ、ほんのハナ差だけだが交わされてしまったのである。  一方のハギノトップレディは二の脚を使って伸びた。2着タマモコトブキに1馬身4分の1差をつけ、堂々と先頭でゴールインしたのである。勝ちタイムは1分36秒2、ボコボコに荒れていた馬場と時代を考慮すれば、なかなか優秀といっても差し支えないだろう。しかも、 「決して完調ではなかった。恐らく、八、九分のデキ」  と、伊藤修司調教師がレース直後にコメントしたように、決して満足のゆく状態で出走したわけではなかったのだ。さらにいえば、デビュー3戦目というキャリア不足を物ともしなかったのである。これはもう潜在能力の違いという以外に形容のしようがない。  昨年(*1996年当時)、フサイチコンコルドが3戦目でダービーを制して、“奇蹟(きせき)のダービー馬”“日本のラムタラ”などといわれたが、ハギノトップレディの勝利はフサイチコンコルドに勝るとも劣らぬ快挙といっても過言ではないだろう。いや、フサイチコンコルドのように、人気薄を利してダンスインザダークのスキをつくといった勝利ではなく、自らハイペースで逃げてそのまま押し切るといった、自力で他馬をネジ伏せた内容、そして、フサイチコンコルド以上の長期休養明け(フサイチコンコルドはすみれステークス以来3か月ぶり)という事情からすれば、もしかすると、フサイチコンコルド以上の価値と評価してもいいかもしれない。  いずれにせよ、ハギノトップレディは常識を覆す仕事をやってのけ、第40代桜花賞馬の座に輝いた。

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惜しい! アイポッパー短首差2着/豪G1 2005年10月16日(日) 8時50分 日刊スポーツ <コーフィールドC>◇15日=コーフィールド◇豪G1◇芝2400メートル◇3歳上◇出走18頭  藤田伸二騎乗のアイポッパー(牡5、栗東・清水出)は惜しくも2着に敗れた。優勝はG・チャイルズ騎乗のレイリングス(セン4)で、タイムは2分27秒96だった。中団を進んだアイポッパーは、最後の直線で一度は先頭に立ったが、ゴール直前で外からレイリングスにかわされ短首差の惜敗だった。  藤田は「1、2コーナーで横の馬が引っ張りあっていたので、早めに外に出しました。馬のペースを崩すよりもすんなり行った方がいいと思い、そのまま上がっていきました。ここまでいったら勝ちたかったですが、これで本番のメルボルンCが楽しみになりました」とコメント。清水出師は「この馬らしくよく走ってくれたが、ハナに立った時に油断してしまったのかな。次走は今回よりも良くなると思います」と話した。次走は最大目標である11月1日、フレミントン競馬場で行われるメルボルンC(G1、芝3200メートル)。南半球最大のレースで、アイポッパーが念願のG1初制覇を目指す。 [ 10月16日 8時50分 更新 ]

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