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第5話 セオリー無視の騎乗でサラブレッドの頂点へ 末脚を爆発させて1番人気に応えたダービー(昭和58年5月29日)。  単勝1.9倍の圧倒的1番人気に推されたダービーでも、ミスターシービーはモノ凄い競馬で圧勝した。  1頭だけポツンと出遅れ、悲鳴にも似たどよめきを背負って最後方からの苦しい競馬を強いられた。にもかかわらず、シービーは向こう正面あたりから果敢に仕掛け、4コーナーに差しかかるころには先頭集団に加わっていたのである。  出遅れを挽回するために早めに先団に取りつくという競馬は、本来なら決して褒められたものではない。無理な追い上げによって末脚をなくし、直線でバタバタになるというパターンに陥るからだ。ところが、シービーはそんなセオリーをあざ笑うかのように末脚を爆発させて直線を駆けあがったのである。坂を上り切ってからはほとんど独壇場といっていいほどで、無人の野を行くように先頭でゴールを切った。2着には皐月賞と同じようにメジロモンスニーが追い込んできたが、皐月賞では2分の1馬身だった差が1馬身と4分の3に広がっていた。また、この栄冠は、7年前の父の無念を晴らす勝利でもあった。 「ミスターシービーからミスターサラブレッドへ!」  フジテレビの実況アナウンサーの盛山毅は思わずそう叫んでしまったというが、シービーの破天荒なパフォーマンスからすれば、そんな言葉が出てくるのも当然であろう。  皐月賞とダービー。この2つのレースに勝ったからには、いやがおうでも“3冠”の期待がかかってしまう。あの伝説のシンザン以降、3冠馬は19年間誕生していなかっただけに、多くのファンがシービーによる偉業を心から待ち望んでいた。  ただ、その反面、父がトウショウボーイということで、3000メートルという距離に対する不安も囁(ささや)かれていた。また、夏カゼをひいたおかげで体調を崩し、菊花賞のトライアルともいうべき京都新聞杯でデビュー以来最低の4着に敗れてしまったことも一抹の不安を誘う材料であった。 菊花賞ではタブーとされていた3コーナーの下りで仕掛けたが、貫ろくの圧勝(昭和58年11月13日)。  そんなさまざまな声が交錯するなかで行われた菊花賞で、ミスターシービーはまたまたとんでもない芸当をやらかしたのである。例によって最後方からスタートしたシービーは、従来タブーとされていた京都の3コーナーの下りで仕掛け、4コーナーを先頭で回ったのだ。セオリーからいえば直線で失速するパターンなのだが、ダービーと同じように最後の直線ではほとんど独走状態。2着のビンゴカンタに3馬身もの差を付け、悠然とゴールに飛び込んだのである。シンザン以来19年振りの3冠は、展開などあったものではないムチャクチャなレースで、いとも簡単に達成されてしまった。もちろん、“シンザンを超えた”という最大級の賛辞があちこちから出始めたのはいうまでもない。  その後、ミスターシービーは有馬記念を回避して古馬のレースに備えたが、脚部不安を発生し11か月の休養を余儀なくされた。しかし、復帰緒戦の毎日王冠では33秒台の末脚を披露してシービー健在をアピールし、続く天皇賞でも豪快な後方一気を決めてレコード勝ちを収めている。これで4つ目のビッグ・タイトル。その時、ミスターシービーは、紛れもなくサラブレッドの頂点に君臨していた。

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メサイア心理戦で勝利〜秋華賞 2005年10月17日(月) 6時3分 スポーツニッポン ゴール前でラインクラフト(左)を抜き1着でゴールするエアメサイア(代表撮影)  牝馬3冠目「第10回秋華賞」が16日、京都競馬場で行われ、2番人気エアメサイアが直線鋭く伸び、4角先頭から逃げ込みを図るラインクラフトをゴール前、首差差し切った。武豊(36)は秋華賞3勝目、G1で49勝目。1番人気ラインクラフトは桜花賞、NHKマイルCに次ぐ“変則3冠”はならなかった。次週23日はディープインパクトの無敗3冠が懸かる菊花賞。武豊はG1での50勝目をメモリアルVで飾る構えだ。  4コーナーで早々と先頭に立ったラインクラフトを、はるか後方で武豊は、しっかりと視界にとらえていた。馬群から抜け出し、残り300メートルから一気にスピードに乗るメサイア。左ムチで逃げ込むクラフト。1完歩ずつ差が詰まる。武豊の右ムチが飛ぶ。あと1馬身。今度は必死に首を押す。伸びた。その瞬間がゴール。首差、メサイアが差し切っていた。  「ハラハラした。ゴールよ、まだ来ないでくれ、と願っていた」。直線では、さすがの武もドキドキだったが、勝利への感触は十分だった。まず追い切りが抜群だった。道中もハミを外し、長手綱でゆったり。春とは比較にならぬほど折り合った。爆発力をひたすらタメ、末脚に懸けた。「丁寧に乗ろうと思っていたが、今までで一番いい走り。直線は必ず切れる脚を使うと信じていた。向こう(ラインクラフト)も必勝態勢の競馬。それを差し切ったのだから凄い。最後の1冠が獲れて本当に良かった」と話した。  力量はラインクラフトと、まさに互角。そこで陣営は、ちょっとした情報戦、心理戦を仕掛けた。武は福永に「馬の力はそちらが一枚上や。騎手の差で負けんようにな」と冗談まじりに挑発。伊藤雄師も報道陣に「この枠順は明らかにスロー。祐一向きの流れや」とコメントした。これによって福永が少しでも力むなら、勝機はメサイアに転がると踏んでのことだ。  効果は劇的だった。福永は3角過ぎから動き、4角先頭。結果論だが、他馬と接触したとはいえ、やはりスパートが早かった。心理戦が少なからず的中した。「祐一には余計な気が入ってしまったようだ。意識しすぎていた」(伊藤雄師)。勝負は非情だが、秋華賞3勝目の武、同2勝目の伊藤雄師が老かいだったとしか言いようがない。  青と黄色の「エア」の勝負服、伊藤雄師、武豊といえば、エアグルーヴを思い出す。96年秋華賞では、1番人気で10着に敗れた無念を頼もしき後輩が晴らした。エリザベス女王杯(11月13日、京都)への出走はメサイア自身の状態を見極めて決める。古馬になってさらに活躍したグルーヴのように、メサイアが本当に輝くのは、これからだ。 [ 10月17日 6時3分 更新 ]

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