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第4話 〜無敗のクラシックロード〜父シンボリルドルフを超えた…… 平成3年5月26日「日本ダービー」(GI、東京芝2400)4コーナーを回ってようやくスパートをかけ、直線なかばで楽に先頭に立つと、あとはまさにトウカイテイオーの独演会。他の19頭とは明らかにモノが違うとしかいいようがない大楽勝。  トウカイテイオーは、師走を迎えた平成2年の中京競馬場で満を持してデビューした。調教の動きから本命に推されていたのはいうまでもないが、それに応えて鮮やかに初戦を快勝している。そして、シクラメンステークス、若駒ステークスを全く危なげなく通過し、デビューから無傷の3連勝を果たした。  当時の3歳(*現在の馬齢表記で2歳)チャンピオン決定戦は現在のように牡牝(ぼひん)の区別がなく、東と西のチャンピオンを決めるという性格のものであったが、この年は、東(朝日杯3歳ステークス)のリンドシェーバー、西(阪神3歳ステークス)のイブキマイカグラと、ともにレコード勝ちを収めており、文句なしの実績でチャンピオンの座についた。そういったケースでは、大抵この2頭の3歳(*現在の馬齢表記で2歳)チャンピオンがその時点での最大級の評価を得るのが普通なのだが、その世代に限っては必ずしもそうとはいえないところがあったのだ。それは、年明け早々に若駒ステークスを楽勝したトウカイテイオーの潜在能力が、極めて高く評価されていたからにほかならない。それは、その後のイブキマイカグラが、弥生賞でリンドシェーバー相手に見事な差し切り勝ちを収めて皐月賞に臨むことになるにもかかわらず、比較的楽なメンバー構成の若葉ステークスに勝って皐月賞に駒を進めたトウカイテイオーに、あっさりと本命の座を譲ったことからも明らかであろう。  それは、トウカイテイオーの父が、“史上最強”といわれたシンボリルドルフであったことと無関係ではない。競走馬の場合、なにかにつけて偉大な父との比較の対象になってしまうのは自然の成り行きである。  トウカイテイオーがクラシックを賑わした平成3年頃は、まだまだ内国産種牡馬の威光が衰えていない時期であった。それだけに、最強馬は最強内国産馬の仔(こ)がなるべき、と純粋に信じていたファンも少なくなかった。  シンボリルドルフの先輩三冠馬であるミスターシービーは、種牡馬になった初年からヤマニングローバルという逸材を出した。ところがヤマニングローバルは無傷の3連勝目となったデイリー杯3歳ステークス(現、デイリー杯2歳ステークス)のレース中に骨折の憂き目にあい、クラシックを棒に振るどころか、競走生命すら絶たれかけたのである。そんな地獄から奇蹟的に這い上がることはできたものの、脚にボルトを入れたまま走らねばならぬほどの馬に、往年の力を望むのは酷な話といわねばならない。約14か月ぶりに戦線復帰したものの、いたずらに惨敗を繰り返すだけであった。ヤマニングローバルがそのような苦闘を強いられていた頃に、トウカイテイオーが旭日の勢いで勝ち続けていたのである。しかも、シンボリルドルフの競走馬としての実績はミスターシービーをはるかに上回っていたため、種牡馬としても当然ミスターシービー以上に期待されていた。シービーの仔が父の意志を継げなかっただけに、ルドルフの仔がより大きな夢を求められるのは当然であろう。  このように、多くのファンは、過大な評価というより、極めて過大な期待をトウカイテイオーにかけていたのである。つまり“最強である”というより“最強であれかし”と願っていたのだ。  そんな状況のなかで、トウカイテイオーは皐月賞に圧勝したのである。しかも、直線で追いすがるミスターシービーの仔(シャコーグレイド)をあっさり振り切るという、まるで作り話のようなオマケまでつけて。まだレベルもわからない世代の1冠に勝っただけに過ぎないとはいえ、これで“トウカイテイオー最強論”が出るなというほうが、どだい無理な注文であろう。当時、筆者は週刊誌の記者として多くの評論家にコメントを求めたが、彼らが異口同音に“父を超える最強馬”と絶賛していたことを記憶している。 平成3年5月26日「日本ダービー」(GI、東京芝2400)父シンボリルドルフを超えた……。翌日のスポーツ新聞は、そんな賛辞で埋め尽くされた。しかしその直後、骨折が判明し、3冠の期待がかかる菊花賞挑戦は絶望的になってしまった。  そんな声が揺るぎないものになったのは、やはりダービーにほかならない。  ダービーは皐月賞と同じように、スプリングステークスの2着馬アフターミーの先導でレースは始まった。そこにシンホリスキー、ホクセイシプレー、レオサイレンス、イイデサターン、ワンモアライブらが続く。トウカイテイオーはその直後7、8番手につけ、悠然とたて髪をなびかせていた。  淡々と流れたレースも、4コーナーに近づくに連れて徐々に激しくなっていたが、トウカイテイオーはまだ馬なりのままだった。ようやくスパートをかけたのは、4コーナーを回ってからだが、直線なかばで楽に先頭に立つと、あとはまさに独演会。遅れてきた大物と見なされていたレオダーバン、皐月賞3着馬イイデセゾンにコガネパワーらが追い上げてきたものの、2着争いをするのが精一杯である。トウカイテイオーはいとも簡単に先頭でゴールを駆け抜け、7年前の父と同様、無敗でダービーの栄冠を勝ち取った。  大楽勝であった。他の19頭とは明らかにモノが違うとしかいいようがない。  単勝1.6倍と単枠指定のプレッシャー、大外の20番枠、はじめての東京コース、ジョッキーは昨年までローカル専門とまで思われていた地味な男……。あえて死角を探せばいくらでも出てくるのだが、そんなことなどまったく物の数ではなかった。まさに呆れるくらいの強さだった。  父シンボリルドルフを超えた……。  翌日のスポーツ新聞が、そんな賛辞で埋め尽くされたのはいうまでもない。

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インパクト変化なしが一番〜菊花賞 2005年10月18日(火) 6時3分 スポーツニッポン 全休日も多くの報道陣に囲まれるディープインパクト担当の市川厩務員(左)  今週はディープインパクトの無敗3冠が懸かった「第66回菊花賞」。全休日の厩舎に潜入して関係者のムードを伝える「G1ウイーク一番絞り」はディープインパクトの市川明彦厩務員(46)に密着。過去の全休日取材時と変わらぬ雰囲気に、取材班は3冠獲りを確信した。  全休日で閑散とした栗東トレセンで、ここだけが熱気に満ちていた。池江郎厩舎の大仲(スタッフ控室)は12人の記者ですし詰め状態。誰もがディープインパクトについて語る市川厩務員の言葉に聞き入った。  「順調にきていますね。きのう(16日)の追い切りも落ち着いていたし、いつもと一緒。カイバも食うし、すべてが春当時と同じです」。大一番へ、残り1週間を切った。ライバル陣営の中には、すでにレースが近いことを察してピリピリしている馬もいる。だがインパクトは相変わらずのんびりしている。「そこが、こいつの凄いところ。ストレスをはね返す精神力がある。忍耐力が並外れています」。もちろんレース当日になれば、気持ちは最高潮まで高まる。このメリハリがインパクトの強さを支える。  市川厩務員は競馬週刊誌の誌上パドックのページに見入った。「神戸新聞杯当時と、体つきにさほどの変化はないね。変わらないのが一番ですよ」。この写真の撮影時は20人以上のカメラマンが厩舎に殺到した。それが一斉にシャッター音を響かせるのだから、普通の馬なら驚いてしまうところ。だがインパクトは平然と写真に治まった。この精神力は相当なものだ。  誰もが確信する無敗3冠。だが、市川厩務員の辞書に油断の文字はない。「今回もそうそうたる厩務員さんがそろって馬を送り出してくる。いやー、怖くて怖くて」。アドマイヤジャパン・山口厩務員、アドマイヤフジ・児玉助手、シックスセンス・大川厩務員、レットバトラー・松久厩務員は、いずれも過去の担当馬でG12勝以上の実績の持ち主。栗東の腕利きが全員そろったのが今回の菊花賞なのだ。「最後まで気を抜かず、1日ずつクリアしていくだけ」。同厩務員は自らに言い聞かせるように締めくくった。 [ 10月18日 6時3分 更新 ]

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