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第11話 壮絶な決戦  昭和52年12月18日、中山競馬場。1年の棹尾を飾る有馬記念の日がやってきた。  有馬記念は天馬トウショウボーイの引退レースであった。そして、TTによる宿命の対決の最後の大一番でもある。それだけに、無様なレースをさせることはできない。幸い、天皇賞惨敗の後遺症はなく、万全の状態で送り出すことができる。少なくとも、保田隆芳には「やれるだけのことはやった」という自負があった。  この有馬記念は、テンポイント陣営にとって、トウショウボーイ陣営以上に重要な意味を持つレースであったといわねばならない。 「有馬はトウショウボーイ最後のレース、もし、ここで負けてしまえば、テンポイントは永久にトウショウボーイの下馬になってしまう。そんなことは絶対に許されない。死んでも勝つ」  レースを前にして、テンポイント鞍上の鹿戸明はそう繰り返していた。鹿戸にしてみれば、なにがなんでもテンポイントの力を証明しなければならないのである。それに対し、トウショウボーイ鞍上の武邦彦は、真っ向から反論した。 「これまでの2頭の戦績は、4勝1敗で明らかにトウショウボーイが優っている。過去に唯一先着を許したのは、距離適性からいってテンポイントにとって有利な3000メートルの菊花賞しかない。しかもあのレースは、トウショウボーイの体調が万全でなかったという事情もあるのだ。また、前走の大敗から危ぶむ声もあるが、あの敗因は距離適性と展開によるもので、馬の能力とは全く関係がないのだ。そうなれば、昨年の有馬記念でレコード勝ちした実力がモノをいう。今回だって負けるはずがない。どう乗ってもオレが勝つ!」  このように、レース前から鞍上同士の激しい舌戦が行なわれ、対決ムードはいやがおうでも盛り上がって行く。両陣営の意気込みに恐れをなしてか、グランプリにしてはいささか寂しい8頭立てというレースになってしまったほどだ。だが、TTの対決を前にすれば、頭数の問題などものの数でないのはいうまでもないだろう。  人気のほうは、本命テンポイント、2番人気にトウショウボーイというものであった。過去の対戦成績が人気に反映されなかったのは、テンポイントが秋2戦で驚くべきレースをやったのに対し、いかに距離不適とはいえ、トウショウボーイが天皇賞で惨敗したことが要因であろう。また、常に天馬の後塵を拝してきた貴公子に対する判官びいきもあったに違いない。 昭和52年12月18日「有馬記念」(中山芝2500)“史上最高の名勝負”と評価されている有馬記念。天馬トウショウボーイの引退レースであり、TTによる宿命の対決の最後の大一番でもあった。スタートから敢然とハナを切ったトウショウボーイ(帽色白)とそれを追った宿敵テンポイント(帽色赤)は最初から激しい一騎討ちを始めた。(1週目の4コーナー)  スタートが切られた瞬間、思わぬ出来事にスタンドから大きなどよめきが起こった。スピリットスワップスが逃げるという大方の予想に反し、トウショウボーイが敢然とハナを切ったからである。しかも、それに続いたのがテンポイントであった。主役の2頭は脇役の存在を全く無視し、最初から火花を散らす激しい一騎討ちを始めたのである。  このレースは、よくありがちな人気馬のタメ逃げ、2番手追走とはわけが違う。道中、テンポイントは何度かトウショウボーイを交わそうとする素振りを見せていた。しかし、トウショウボーイはそれを待っていたかのようにピッチを上げ、決して抜かせようとはしない。いわゆる“デキレース”とは程遠い展開であったのだ。そんなシーンが1コーナーから2コーナー、そして向こう正面と延々と続いていたのである。 「天皇賞の二の舞いをするつもりか!」  スタンドのあちこちからそんな悲鳴が沸き起こった。このとき、両雄が直線でバタバタになるシーンを、多くのファンが予感した。それほど限界を思わせる競馬が展開されていたのである。  この時、武邦彦には絶対の自信があったらしい。確かにグリーングラスとハナからやりあった天皇賞は共倒れに終わったが、あのレースはあくまでも距離が響いたものであり、レコード勝ちの実績を持つ守備範囲の2500メートルなら、どんなレースをしても大丈夫と信じ切っていたのだ。また、誰にも文句をいわせないような圧倒的な力を見せつけるためにも、絶対に引けないという意地があったに違いない。  一方の鹿戸明は、宝塚記念の敗北を教訓にしていた。トウショウボーイを楽に逃がし過ぎ、脚を余して負けたと考えていたのである。いかにきびしい流れになっても、それを克服する底力をテンポイントは持っている。要は、いつでもトウショウボーイを交わせる、あるいは振り切れる体勢下に置くことが最大のポイントなのだ。  そんな両者の思惑と信念が、史上空前の一騎討ちという形になって現れたのである。

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ディープが記録も「戴冠」だ 2005年10月18日(火) 10時38分 デイリースポーツ 淀のターフでグングン伸びるディープインパクト。ぶっちぎりで3冠達成だ  すべての歴史を塗り替えろ!!「菊花賞・G1」(23日・京都)の興味は21年ぶり無敗の3冠馬が誕生することだけではない。同世代では圧倒的な力の差を見せつけてきたディープインパクトが、2着以下を何馬身ぶっち切ってゴールに飛び込むか。9馬身差をつければ、3冠合計着差でナリタブライアンを超える。皐月賞、ダービー以上の“衝撃”が、淀のターフで待っている。  平地重賞最大着差と言われるのが、68年天皇賞・春でヒカルタカイが記録した2秒8差(表1)。日本では数字で表現されるのは10馬身まで。それを超えれば、すべて“大差”で記録されるが、この時は17馬身差がついていたという。  その他、86年ツキノオージャの3秒6差、障害では92年シンボリクリエンスの8秒6差、海外では73年米ベルモントSで記録されたセクレタリアトの31馬身差(約5秒差)などの大差勝ち記録がある。とはいえ、そこまでの圧勝を期待するのは現実的ではない。  では過去の3冠馬たちはどうだったか。最大はセントライトがダービーでつけた8馬身差(表2)。毎回小差だけ勝つことで、逆にその強さが強調されたシンボリルドルフはすべて2馬身未満での勝利だった。  最もディープに近い記録を残すのがナリタブライアンだ。皐月賞で3馬身1/2だった差をダービーで5馬身に、菊で7馬身に広げた。ディープは皐月賞2馬身1/2、ダービーは同じく5馬身差。しかし、両者には決定的な差がある。ブライアンは秋初戦で敗戦を喫したが、ディープは完勝(2馬身1/2差)し、順調に滑りだした。   さらに注目されるのがその神戸新聞杯で見せた春からの進化ぶりだ。皐月賞9番手、ダービー10番手だった4角通過順が、神戸では5番手から直線半ばで早々と後続を突き放した。京都名物3〜4角の下りから一気に前を捕らえる競馬も可能…そうなれば4角6番手から7馬身をつけたブライアン以上の着差が期待ができる。  クラシックで2着馬につけた合計着差が最も大きい3冠馬 は、ブライアンの計15馬身1/2。ディープは8馬身でタイ記録に並ぶ。そしてグレード制が導入された84年以降のG1での最大着差は9馬身(表3)。それらを超え記録の上でも最強となるためには10馬身、いやG1史上初めて掲示板に“大”の文字を表示させる圧勝が期待される。 [ 10月18日 10時38分 更新 ]

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