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第7話 打倒トウショウボーイ  しかし、それでいながら、テンポイントの人気はトウショウボーイに負けないものがあった。出生にまつわるエピソード、見るものをうっとりさせる美しい馬体が、トウショウボーイのために雌伏(しふく)を余儀なくされている現状とあいまって、“悲劇のヒーロー”に祭り上げられ、絶大な支持を得ていたのである。それだけに、状況がいかに絶望的であっても、テンポイントを信じ続けるファンは後を絶たなかった。そして、誰が何といおうと、当の鹿戸明自身がテンポイントを信じ続けていた。傍目(はため)にはトウショウボーイの強さを再認識させただけの結果に終わった宝塚記念に関しても、 「トウショウボーイを楽に逃がしすぎた。もっと積極的につぶしにかかっておれば倒せたはずだ。私の優柔不断が招いた敗北に過ぎない」  と、なかば負け惜しみにしか聞こえないような主張を繰り返し続けたのである。ここまでくれば、意地でもトウショウボーイをやっつけなければならない。事実、当時の鹿戸明にとっては、トウショウボーイを倒すことだけが生きがいであった。  当時の競馬は、単に1着でゴールインするということだけでなく、“ライバルを倒す”ということも極めて重要視されていた。たとえば、希代のアイドルホース、ハイセイコーの天敵タケホープに乗っていた嶋田功などは、 「ハイセイコー陣営は、これでもか、これでもか、というくらいタケホープの出るレースを狙って出走させてきました。どうしてもタケホープを倒さなくては気がすまなかったんでしょうね」  と、当時の状況を述懐している。ライバルを倒さずに大レースに勝っても、決して“天下を取った”とは認めてもらえないのである。  それにしても、鹿戸の“打倒トウショウボーイ”への思いはハンパではなかった。 「当時一番辛かったことは、酔っ払った競馬ファンに“おい、鹿戸、なんでテンポイントはトウショウボーイに勝てないんや!!”とクダを巻かれることだった。悔しいやら、自分が腑甲斐(ふがい)ないやらで、頭が爆発しそうだった」 と、鹿戸はいう。  鹿戸明というジョッキーは、お世辞にも“名手”といえるような乗り役ではない。もし、テンポイントとのコンビがなければ、ひっそりと忘れられてしまう運命にあるジョッキーであったろう。ただ、“打倒トウショウボーイ”という鹿戸の執念が、技術以上の力となって、鹿戸自身を、そしてテンポイントを支えていたのである。いや、恵まれないジョッキーであったからこそ、テンポイントというただ1頭のサラブレッドに対する特別な思い入れが強まり、テンポイントの行く手を遮るトウショウボーイを何が何でも倒してやるのだという、尋常ならざる執念を燃やし続けることができたのかもしれない。後に、名手・柴田政人がウイニングチケットでダービーに臨む際、 「ダービーに勝てるならジョッキーをやめてもいい」  と漏らしたエピソードはかなり有名だが、それを鹿戸に当てはめるなら、 「トウショウボーイに勝てるならジョッキーをやめてもいい」  といったところであろう。  そんな執念が周囲に伝わらないわけはない。鹿戸自身が“テンポイントは何度も自分のミスで負けた”と認めるくらいヘタな乗り方をしており、まわりからも少なからず批判めいた声が出ていたにもかかわらず、小川調教師も頑としてテンポイントに鹿戸を乗せ続けた(注・テンポイントは生涯で18戦しているが、そのうちの17戦で鹿戸明が手綱を取っている。唯一ほかのジョッキーが乗ったのはダービーで、しかも誰あろう、テンポイントのライバル・トウショウボーイのパートナーとなった武邦彦だったのである。ただ、ダービーの乗り替わり劇は、決して鹿戸不信による鞍上(あんじょう)強化が目的だったわけではない。真相は、調教中の落馬事故によって鹿戸が骨折したため、急きょ武邦彦にお鉢がまわってきた、というだけのことに過ぎない)。 「トウショウボーイを倒すまでは夜も眠れない」  鹿戸の執念はいつしか小川調教師にも乗り移り、そんなセリフまではかせる始末であった。

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パテックゆっくり長距離対策/菊花賞 2005年10月20日(木) 9時0分 日刊スポーツ 藤沢勢は軽め調整。左からゼンノロブロイ、ピサノパテック、キングストレイル、カーティスクリーク <菊花賞:追い切り>  ピサノパテック(牡3、藤沢和)は長めに追われ長距離戦に備えた。  向正面から芝コースに入ったピサノパテックは、カーティスクリーク、キングストレイルの後に続いた。間隔はほぼ2馬身ずつ。最後方にはゼンノロブロイが控えた。ゆっくりとしたペースで、4頭縦長の隊列を守った走りが続く。グルッと回って2周目に入ってもスピードは多少上がった程度。各馬1馬身間隔まで差は詰まったが、ゴール板など関係ないかのように直線でも馬体が合うことはなかった。タイムは6ハロン90秒4、ラスト1ハロンも14秒4。かなり遅い時計だが、藤沢和師の表情は余裕十分。「馬場が悪かったし安全なスピードで。時計は遅いけど、ふた回りは応えるからな」と説明した。  パテックが馬場を2周する調教を取り入れたのは、セントライト記念の前から。前走前に2回、この中間は3回行った。「スタミナ面と折り合いの両方の面で効果がある」と葛西助手は言う。芝コースは1周1800メートル、ウッドでも1600メートル。2周でゆうに3000メートルを超える運動量だ。オーバーワークの危険もあるが、乗り越えればスタミナ強化につながる。過去にはセイウンスカイがダート2周(4000メートル)調教をこなして、菊花賞を勝ち取った。  遅いペースで延々走ることは、道中の我慢にもつながる。セントライト記念では掛かったが、今度こそ折り合い面の進歩も期待できる。あん上は昨年、地方所属騎手として史上初のJRAクラシック制覇を成し遂げた岩田康。心強いパートナーを得て、持ち前のしぶとさと勝負根性で、2冠馬に食らい付く。【高木一成】 [ 10月20日 9時0分 更新 ]

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