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第13話 真の勲章  実際のところ、天皇賞のあとのミホシンザンは、体じゅうがクタクタの状態であった。すぐにでも休ませねばならない状態であったのだ。だが、いざ休ませてみると、溜まっていた膿がにじみ出すかのように、次々に悪いところが噴き出してきたのである。 「いっそのこと、引退させたほうがいいかもしれない……」  田中朋次郎調教師の決断によって、ミホシンザンの引退が決まった。柴田政人の予感どおり、潮時がきていたのである。  ミホシンザンの通算成績は16戦9勝、うちGI勝ち3勝というものであった。勝率や連対率、そして大レースの勝ち鞍(くら)からすれば、シンザンの最高傑作と呼ぶに恥ずかしくない成績といえるだろう。また、ジョッキー・柴田政人、調教師・田中朋次郎、生産者・谷川利昭にとって、それまでの競馬人生においての最強の馬ということができる。なかでも柴田政人などは、ミホシンザンが引退した直後に、「これからはミホシンザンの柴田と呼んでください」と発言したほどで、それくらい入れ込んでいた馬なのだ。ただ、入れ込んでいたぶんだけ、悔しさは鮮明に残る。心が踊れば踊るほど、挫折や敗北の記憶はより鮮烈に記憶されるものなのだ。  生産者の谷川利昭も、柴田とは別の意味で無念を引きずっている。 「極端なことをいえば、ミホシンザンの競走生活は皐月賞で終わっていたんですよ。あのときの骨折で、ミホシンザン本来の力は失われてしまい、以降ニ度と戻ることはありませんでした。そして、2度目の骨折がさらに拍車をかけたのです。まあ、年齢につれて成長はしていましたが、本当ならもっともっと強くなったはずでした。その意味では、強かったと評価されている京都新聞杯や菊花賞、6歳(*現在の馬齢表記で5歳)時の日経賞も物足りなさを禁じえません」  と、谷川はいう。そして、シンボリルドルフに完敗した有馬記念に関しても、 「無事であってもおそらく勝てはしなかったでしょう。しかし、あんなに一方的な負け方もしなかったでしょうね。そして、もし順調に成長して古馬になったときなら、という思いもあります……」 と語る。  先に述べたように、ミホシンザンは「幻の3冠馬」「シンザンの最高傑作」と呼ばれても、決して「史上最強馬」とは評価してもらえない。それが谷川利昭の無念にほかならない。骨折で能力を削がれ、過小評価に甘んじねばならないことに対する悔しさなのだ。  とはいうものの、ミホシンザンが2度に渡る故障を克服してチャンピオンの座に君臨したのは紛れもない事実である。決して平坦な道を歩んだ上での結果ではないのだ。2度も地獄から這い上がった精神力には、敬服する以外にないであろう。そう考えれば、ヨレヨレになり、ファンに「だらしない」という印象を与えた天皇賞も勲章にさえ思えてくる。  天皇賞といえば、レース直後に田中朋次郎調教師がこうもらしたそうだ。 「こんな馬には2度とめぐり会えることはないだろう」と。 (文中敬称略)

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フジ出来も距離も◎〜菊花賞 2005年10月21日(金) 6時2分 スポーツニッポン 福永祐一を背に坂路を駆け上がるアドマイヤフジ  アドマイヤフジは坂路コースで最終追い切り。併せたアドマイヤレグノ(3歳500万)とは馬場の内と外で大きく離れる形になったが、軽く仕掛けられただけで楽々と6〜7馬身先着。4F51秒4〜37秒8〜12秒5の好タイムを叩き出した。休み明けの前走・セントライト記念(4着)では幾分、太め(18キロ増)だった馬体もグッと引き締まってきた。福永は「良かったね。春も良かったけど夏を順調に過ごした感じ」と稽古の感触を明かす。出来に関しては文句なしと言っていい。  この馬の母アドマイヤラピスは菊花賞の重要なステップレースだった嵐山S(当時オープン特別に昇格)の勝ち馬だ。同じ京都外回りの3000メートルで相性が悪いはずがない。もちろん母子でも大きく違う部分はある。母が430キロ前後と小柄だったのに対し、アドマイヤフジは500キロ超の雄大な馬格を誇る。だが、距離適性に関してはしっかり血を受け継いでいる。橋田師が「のんびりした気性でムキにならない。周りに影響されずに走れる。この距離でも競馬をしやすい」という。手綱を取る福永も「乗りやすくて難しいところはない。距離への適性はあると思う」と手応えをつかんでいる。3000メートルは出走する全馬にとって未知の領域。距離への不安なく臨めるのは大きな強みだ。ただ両者ともに口にする懸念材料は「下り坂が苦手」。この点まだ成長途上で、春は京都新聞杯でも3着に敗れている。今度は淀名物の難所を2度走らなければならない。ここをいかにクリアするかが鍵。福永の腕の見せどころだ。 [ 10月21日 6時2分 更新 ]

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