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第5話 悲壮な戦い 平成元年9月17日「オールカマー」(GIII、中山芝2200)有馬記念の後、脚部不安による長期休養に入っていたオグリキャップは、5歳(*現在の馬齢表記で4歳)を秋のオールカマーから始動。1.4倍の断然人気にこたえレコードで圧勝した。  沈黙の時間というのは、熱望の気持ちをさらに強めるものであるらしい。タマモクロスと戦った有馬記念からしばらく実戦を離れていたため、ファンのほうがしびれを切らしていた。 「早くオグリに会いたい」  まるで遠距離恋愛の恋人を待っているような気持ちでオグリキャップ復活を待ちわびるファンが後をたたなかった。しかも、人間社会のゴタゴタに巻き込まれていただけに、同情論と相まって、オグリ待望論はさらに高まっていたのである。  そんななか、オグリキャップが再びファンの前に姿を現わしたのは、5歳(*現在の馬齢表記で4歳)秋を迎えた9月のオールカマーであった。競馬ブームが最高潮に達していた時期でもあり、中山競馬場に多くのファンが詰めかけたのはいうまでもない。  オグリは当然のように1.4倍の断然人気を集めていた。そして、これまた当然のごとく人気に応え、レコードで圧勝している。なお、このレースからオグリの鞍上(あんじょう)には南井克巳がいた。南井はいうまでもなく、かつてのライバル・タマモクロスの相棒であり、話題性十分の復活劇だったといえるであろう。  見事な復活劇を果たしたオグリキャップは、続いて毎日王冠に出走した。オールカマーが“復活”の話題性なら、毎日王冠は内容の濃さで魅せたレースであろう。  オグリキャップ、イナリワン、メジロアルダン、ウインドミルが横一列になっての叩き合いをやったのだ。しかも、この4頭からさらにオグリとイナリが抜け出し、馬体を接しての差し比べ。そして、ゴールの瞬間、わずかハナだけオグリが前に出るという、実に際どいレースだったのである。おそらく、オグリの生涯で最高の競馬であり、恐るべき能力を改めて見せつけた一戦であった。  これら一連のレースから、オグリキャップは天皇賞でも本命に推された。けれども武豊スーパークリークの前に惜敗を喫してしまう。  ただ、今回の敗戦は、前年のタマモクロス戦のように明らかな能力の違いを感じさせるものではなかった。追い込み馬に不利なスローペース、前をカットされる不利など、オグリにとって悪い条件が重なったのである。南井自身も、 「ヤエノムテキが壁になったので外に出したのですが、そのおかげで2、3馬身はロスがあったんです。勝っていたレースを落としてしまったようなものです」  と悔しがったほどであった。オグリとは対照的に、スーパークリークのほうは武豊が最高にうまく乗ったといわれている。また、武がうまく乗ったぶんだけ、南井の乗り方を非難する声まで出たほどだ。 「あんなに強い馬なのになんて運がないのだろう……」  オグリ信奉者が、そのように嘆いたのは当然であろう。  恋愛に障害があればあるほど、かえって想いが燃えさかるように、この頃からオグリへの思慕は一層激しくなっていったのである。  そんな折、感情をさらに煽(あお)ることが起きた。目標としていた天皇賞に敗れたことで、オーナー・サイドがマイルチャンピオンシップ、ジャパンカップを連闘で使うと発表したのである。  そもそも、GIをマジで狙う馬のローテーションというのはほぼ確立されていたといってもいい。夏の休養の後、トライアル的なレースをひと叩きし、天皇賞〜ジャパンカップ、そして有馬記念というのがパターンになっていたのである。それに対して、オグリはというとオールカマーに毎日王冠という、ふたつの前哨戦を消化したうえで、天皇賞、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ、有馬記念という、過酷とも思えるスケジュールをこなさなければならないのである。まあ、馬の調子がよく、しかも体力的にタフであれば、過密ローテーションを組むのもひとつの考え方かもしれない。けれども、オグリのローテーションはあまりにも常識外れといえるものであった。すでに“馬本位”の考え方が浸透していただけに、関係者に対する批判が一気に沸騰していったのは当然であろう。  さらには、新オーナーの近藤が、オグリが引退するまでの権利(種牡馬(しゅぼば)になってからの権利は佐橋のもとに戻ることになっていた)しか持っていないという事情が、関係者批判をさらに煽る要因になった。  佐橋が脱税容疑で馬主資格を失ったため、オグリキャップが走りつづけるには新たなオーナーが必要であった。けれども、佐橋サイドとしては引退後の権利、すなわち種牡馬としての権利は確保しておきたい。そこで、競走期間内だけの暫定馬主を探していたのである。それが3人目オーナーの近藤であったわけだ。要するに、オグリキャップに限っていえば、近藤は馬主というより競走期間内だけレンタルしているといったほうがより事実に近い。それだけに、近藤の側からすればオグリ獲得のために動いた高額なトレードマネーを回収するためには、とにかくレースで稼いでもらうよりほかはなかったのである。そのため、「馬を酷使してでも賞金を稼がせようとしているのでは」と勘繰る者が後を絶たなかったのは無理からぬことであろう。もっとも、近藤が本当に資金回収のためにオグリを酷使したかどうかは不明である。しかし、状況からすればそのように勘繰られてもまったく不思議ではなかったのだ。そのいきつくところは、「人間の欲望のために走らされている……」というオグリへの同情論である。  オグリイコール悲劇のヒーローという図式は決定的になった。 平成元年11月19日「マイルチャンピオンシップ」(GI、京都芝1600)バンブーメモリーの勝利はゴール前200メートルの時点でほぼ決定的だった。が、オグリキャップが内ラチぞいから猛然と追い込み、馬体をあわせたままゴール。結果は、ハナ差でオグリキャップに軍配があがった。京都競馬場の全てのファンは総立ちになった。  それだけに、マイルチャンピオンシップに出走してきたオグリキャップの姿には、誰もが悲壮感を感じていたに違いない。また、実際のレース内容も悲壮そのものであった。  4コーナーを回って敢然と先頭に立ったのは、安田記念の覇者バンブーメモリーであった。それに対しオグリキャップはというと、まるでおいてけぼりをくらわされたようである。ゴール前200メートルの時点でいえば、バンブーメモリーの勝利はほぼ決定的であった。 「またもやオグリは負けてしまうのか」  スタンドからはそんな声が漏れた。  ところが、悠然とゴールを目指すバンブーの内から、オグリが猛追してきたのである。鞍上の南井も渾身(こんしん)の力を込めて追いまくる。ゴールが間近になるにつれ、2頭の差がほとんどなくなってきた。内にオグリ、外にバンブー。2頭が馬体を併せ、ほとんど鼻ヅラを並べた瞬間がゴールであった。  着順は極めて微妙であった。観客席でも、「オグリだ」「いや、バンブーだ」といった具合にそれぞれを推す声があちこちで飛び交っている。写真判定の結果を、誰もが固唾(かたず)を飲むような気持ちで待ち焦がれていた……。  電光掲示板に「1」の文字が点灯したとき、一斉に大歓声が上がった。 「オグリだ!」1番はオグリキャップのゼッケンだったのである。  勝利騎手のインタビューのとき、南井克巳は人目をはばからずに泣いた。絶望的な状況から差し切った底力に感動せずにはいられなかったのである。また、これまでオグリキャップが辿ってきた悲壮な道のりをなによりも雄弁に物語っている涙でもあった。  京都競馬場に詰めかけた全てのファンは総立ちになった。

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コンラッド 3冠阻止の“関東の刺客” 2005年10月22日(土) 6時4分 スポーツニッポン  セントライト記念10着からの巻き返しを図るコンラッドは、角馬場で入念な乗り運動を行った後、南D(ダート)コースでキャンター1周半のメニュー。宗像助手は「かなり気合が乗ってきた。体調もいいし(7月の)ラジオたんぱ賞を勝った時と同じくらいのいい雰囲気」と笑顔を見せた。  同助手は飯塚厩舎所属時にライスシャワーを担当。92年菊花賞でミホノブルボンの3冠を阻止した経験を持つ。「ブルボンは逃げ馬だったし、競りかける馬がいれば逆転も可能かなと思っていた。実際その通りになったからね」と当時を振り返るが、今年のインパクトに関しては「正反対のタイプ。後方からまくるスタイルだし、展開に左右されることもないから、負かすのは相当厳しい」と冷静にジャッジしている。それでも「同じ3歳馬だし、この馬も長距離向き。見た目ほど差はないはず」と希望は捨てていない。  13年前と同じ状況で迎えた大一番。再び“関東の刺客”が3冠阻止の大仕事をやってのけるシーンがあるかもしれない。 [ 10月22日 6時4分 更新 ]

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