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第3話 半信半疑の期待  パシフィカスの日本での初産駒(さんく)は、ビワハヤヒデと名付けられた。早田牧場の同期にはエルジェネシス、ビワミサキらの期待馬がいたが、ビワハヤヒデはそれらを押し退けて早田牧場の代表馬として活躍した。  デビュー戦を圧勝したあと、もみじステークス(1600メートル)を1分34秒4、デイリー杯3歳ステークス(1400メートル)を1分21秒7というレコードで連覇し、一躍クラシック候補に躍り出たのである。その後は少々だらしないところをのぞかせたものの、皐月賞、ダービーでともに僅差(きんさ)の2着に入り、この世代のトップクラスであることを証明してみせた。  ただ、ビワハヤヒデが本当の強さを発揮したのは4歳の秋以降である。春の時点では、“3強”といわれたように、ウイニングチケット、ナリタタイシンとほぼ同格の扱いであった。弟のナリタブライアンがデビューしたのは、ベールを脱ぐ前のビワハヤヒデが秋に向けて英気を養っている夏の頃であった。  ナリタブライアンはデビュー前からおおいに注目されていた。皐月賞、ダービー2着馬の半弟なのだから、血統的な部分から期待を集めるのは当然であろう。もちろん、早田自身も期待をしていたのはいうまでもない。なんといっても、自分が理想とした配合のもとに生まれてきた馬でもあるからだ。また、当時場長だった宮下了も「体は小さい(2歳3月の時点で420キロ台)が、動きのよさはピカイチ」と絶賛しており、自分でも動きに満足していた。  けれども、いかに良血とはいえ、ビワハヤヒデを凌ぐ弟が出てくるとは、確率的にいえば考えにくいといわねばならない。馬産家としての経験からいっても、そういった期待が裏切られるのは日常茶飯事であった。ただ、まわりが「ビワハヤヒデの弟だから……」ということで、“素質馬、期待馬”と、当事者以上に舞い上がっていたのである。この頃の早田の期待は、絶対的なものというより、相対的な半信半疑のものといったほうがいいかもしれない。 「ま、全てはレースが答えを出してくれるだろう」  馬産の世界でのさまざまな経験は、早田を冷徹な現実主義者にしていた。  平成5年8月15日、ナリタブライアンは函館競馬場でデビューした。南井克巳を背に2番人気に推されていたが、ロングユニコーンの2着に敗れてしまう。しかし、仕切りなおしの新馬戦ではきっちりと変わり身を見せ、時計を1秒近くも詰めて(デビュー戦は芝1200メートルの重馬場で1分13秒7、2戦目も芝1200メートルの重馬場で1分12秒8)9馬身差の圧勝劇を演じた。  噂に違わぬ大物ぶり……。  鮮やかな勝ちっぷりによって、ほうぼうからそんな声が出たのも当然であろう。ただ、新馬のレース内容の比較でいえば、直線だけで大差をつけた兄ビワハヤヒデのほうが優っていたといわねばならない。 「現時点で兄と比較するのはかわいそうかもしれないが、クラシック戦線に乗れる馬であることは間違いない」  新馬圧勝という現実によって、ナリタブライアンの将来に、ようやく早田は具体的な可能性を抱き始めていた。  その後、ナリタブライアンは函館3歳ステークスに参戦した。かねてからの評判と前走の勝ちっぷりによって本命に推されていたのはいうまでもない。  けれども、ナリタブライアンは“惨敗”ともいえる負け方をした。3コーナーあたりから進出し始めたものの、早くも4コーナー地点で失速し始め、勝ち馬から0秒8も離された6着に終わったのである。早田にしてみれば、ようやく本当の希望が芽生え始めていた時期であっただけに、落胆のほどが想像できよう。 「凄い馬ですね。間違いなく大物になります。新馬を勝ったときに、もしかすると兄貴以上の器かもしれないと思ったんですが、今日のレースではそれを再確認しましたよ」  3歳ステークス惨敗直後、函館からの飛行機に早田と同乗していた大久保正陽はそういった。いうまでもなくナリタブライアンを預かるトレーナーである。 「………」  大久保の大言壮語に、早田は返す言葉がなかった。  あんなみっともない負け方をしたのにビワハヤヒデ以上だって……?  ずいぶん変わったことをいう調教師だな、と早田は思った。  もしかすると、生産者を落胆させないための社交辞令かもしれない。  そう好意的に解釈した早田は、心中苦笑していた。

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ディープインパクト無敵=11年ぶり三冠馬誕生−競馬菊花賞 2005年10月23日(日) 16時0分 時事通信  中央競馬の第66回菊花賞競走(G1、優勝賞金1億1200万円)は23日、京都競馬場の芝3000メートルに3歳牡馬16頭が出走して行われ、圧倒的1番人気のディープインパクトが3分4秒6で勝ち、さつき賞、ダービーと合わせ、1994年のナリタブライアン以来史上6頭目の3冠を達成した。ディープインパクトは7戦全勝で、無敗での3冠は84年のシンボリルドルフに次いで史上2頭目。  2着は6番人気のアドマイヤジャパン、3着は3番人気のローゼンクロイツ。単勝100円はクラシックレースでは史上2度目の低配当。  武豊騎手は菊花賞4勝目で、同一馬で三冠レースを制したのは初めて。G1通算50勝目。G1年間5勝目は最多タイ記録。池江泰郎調教師はこのレース3勝目。  ディープインパクトは第4コーナーまで中段の位置につけ、残り200メートルでアドマイヤジャパンをとらえ、2馬身差でゴールした。  ディープインパクト 父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘヤ。馬主は金子真人ホールディングス株式会社。生産牧場は北海道早来町のノーザンファーム。戦績は7戦全勝で重賞5勝目。獲得賞金は6億1010万3000円。  [ 10月23日 19時1分 更新 ]

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